【USM S7使用構築】もふもふは添えるだけのエボルブバトン【最高/最終1947】
はじめに
初めまして、塩サイダー (@ShioCider_RUKIT) | Twitterです。
エボルブバトンについて知りたくてこの記事を見に来てくださった方々、ありがとうございます。
ですが、この記事を読むくらいなら僕にエボルブの道を示してくれた咲雪とかいうリア充のブログ「沼の境地」を読んだ方がより詳しくエボルブの何たるかを知ることができるのでそちらをお勧めします。
今回この記事を残したのは、エボルブの統計データの一つの提供と後はただの自己満足ですね(他の方が20,21という中、19とかいう中途半端レートで本当にすみません)。
さて、USM最初のシーズンということで、SMでの教え技難民がこぞってグロスやカバを使ったり、新UBがちらほらいたりと環境が変わったような、はたまたそんなに変わってないような何とも形容しがたい1シーズンでしたね。最初はやはりSMで使い慣れた構築を使いたいと思いエボルブで進むことに決めました。
【各個体について】
性格: 臆病
特性: 危険予知
技: アシストパワー / 身代わり / とっておき / バトンタッチ
実数値: 160-*-71-67-88-115
構築の要。選出率100%。突出して語ることはありませんが、努力値振りをYouTubeを見ながら行っていたせいかSMのころから盛大にミスっていて160になっています(正しくは実数値153)が、これのおかげでミリ耐えした試合が、何回かあったというのとシンプルに直すのが面倒という理由でそのままにしておきました。ただ絶対にこいつの努力値は振り直した方がいいとは思います。
さいかわZ技の間はTwitterを巡回したりトイレに行ったりしてました。時間は有効に使いましょう。
エルフーン@気合の襷 (NNじゃしん)
性格: 臆病
特性: 悪戯心
技: 追い風 / 悩みの種 / 挑発 / 置き土産
実数値: 167-*-109-*-95-181
最愛の嫁であり構築の潤滑油。
ことエボルブバトンに限って言えば最高クラスの性能を持った起点作り要員。7世代に入って弱体化されたとはいえ悪戯心によるSに囚われない立ち回りができるのは強かったです。基本的に「悪タイプ」「カプ・テテフ」「バシャーモ」が見えたら役割を全う出来ないため選出は控えていました。Sはメガルカリオ抜きまで振ることでバレットパンチで落とされないようにしてあります。しかし、USMでこの波導の勇者はコメットパンチを習得したのでバレパンの採用率が低くなり、代わりに†神速†の採用率が上がりました。優先度の関係上コメパンの後に神速を撃たれると先に動かれてしまい十分な起点が作れない事故が起きたため、ルカリオ入りには後述するユクシーを投入する試合も多々ありました。悩みの種は置き土産を無効化するジャローダやメタグロスに対して撃っていましたが、正直アンコールや光の壁とかでも問題ないと思います。
ユクシー@メンタルハーブ (NNメロンパン)
性格: 臆病
特性: 浮遊
技: リフレクター / 欠伸 / 神秘の守り / 置き土産
実数値: 181-*-161-*-150-151
起点作り要員其の二。咲雪式メロンパン。
使って見るまでこいつの強さは分からなかったのですが、いざ使ってみたらそこそこのS、クレセに匹敵する耐久種族値、自己退場技有りと非常に使いやすかったです。少なくとも過去に起点要員として採用していたフーディンやラティオスよりは使いやすかったですね。
欠伸→置き土産のムーブは単純ですが、相手に交代か睡眠かの強烈な二択(+能力ダウン)を突きつけることができます。エボルブバトンは性質上1ターンの安全が保障されれば十分であるため、どちらに転んでも美味しい選択になります。故に頭チンパンジーの僕からしてもこいつは使いやすかったです。神秘の守りはキノガッサやデンジュモク、つまりは催眠対策。運用の際の2つ注意点があり、ゲッコウガやサザンドラの悪の波動は2発耐えないため、怯んだら涙を流しましょう。あとリザYは控えめ火力特化の場合C2段下げてもイーブイがオバヒを耐えない可能性があるため欠伸から入るのが無難です。
エーフィ@カシブの実 (NNフルブルーム)
性格: 臆病
特性: マジックミラー
技: アシストパワー / 草結び / 身代わり / 朝の陽ざし
実数値: 171-*-108-151-116-148
バトンエース其の一。
やはり吠える吹き飛ばしを跳ね返せる"マジックミラー"とかいうどことなくイヤラシイ名前の特性が強力なので、特別な理由がなければこいつを選出します。サブウェポンは「マジカルシャイン」「草結び」「めざパ格闘」からの選択になりますが、マジシャだとバンギラスに対してのダメージに不安が残るため後者2つのどちらかのがいい気はしますね。身代わりの枠は人によっては瞑想を採用するケースもあるかとは思いますが、ギルガルドのフォルムチェンジやトリックルームのターンのコントロール、岩石封じや凍える風で甘えてくるポケモンなどに有効に働いたためこれでよかったと思っています。
持ち物は基本的にカシブか半分回復木の実の2択と考えています(残飯やオボンもおk)。この辺りは好みの問題ですね。今回はカシブを選択することでギルガルド(、ミミッキュ)に対して強気に勝負ができるようになりました。
NNは"満開に咲き誇る花々の様に圧倒的な火力"という意味合いでつけました。はい、厨ニですね。あとお尻エロい ♀がよかった。
ピクシー@命の珠 (NNギエピー!)
性格: 控えめ
特性: マジックガード
技: アシストパワー / ムーンフォース / 火炎放射 / 月の光
実数値: 183-*-93-159-110-102
バトンエース其の二。
主にミミッキュ入りに選出します。所謂呪い対策ですね。技は基本のアシパ、対悪用のムンフォ、この2技で辛い鋼への打点で放射。
火力面で不安が残ったため努力値を火力面に大きく割き、持ち物は特性によりノーリスクで持てることもあり命の珠を持たせました。
ミミッキュのぽかぼかZ +影撃ちはHPが満タン近くを保っていれば耐えられます。吠える持ちが出てきたら涙を流しましょう。グロスに対して選出するのは少々危険なためグロス軸に対しては後述のシンボラーに任せていました。
NNはコロコロコミックのあれ。
シンボラー@火炎珠 (NN スニッチ)
性格: 臆病
特性: マジックガード
技: アシストパワー / ミラクルアイ / サイコシフト / 羽根休め
実数値: 179-*-116-123-100-147
バトンエース其の三。
グロスミミッキュ構築に対抗する駒としてポリゴン2に変わって投入されました。グロスミミッキュが入ってるパーティの殆どが、先発に誰か&控えにグロスミミッキュを置くというものだったので選出した試合の大半を拾えました。
基本グロスに対しては初手サイコシフトが安定ですが、こちらの火傷が消える1ターンの間に冷パンで凍らされたらアウトなのでお祈りは欠かさないようにしていましたね。
こいつを出すと長考されることが多々あったので相手からしたらシンボラーというポケモンはそれだけ何してくるか分からないやつなんでしょうね。
NNはハリーポッターの箒で飛び回る競技クィディッチにおいてシーカーが追いかける金玉から。
【途中抜け勢】
フーディン@メガ石 (NNひゃくしき)
性格: 臆病
特性: マジックガード → トレース
技: サイコキネシス / リフレクター / 挑発 / 電磁波
起点作り要員として採用していました。上から電磁波でS操作ができ、エルフーンが苦手なバシャにも強い。コケコにも上から挑発を入れられる。起点作りの性能は非常に高いものだと評価しています。欠点があるとすれば電磁波をよく外したことと自己退場技がないことくらいでしょうか。後述するラティオスが抜けたことで一緒に抜けました。
来シーズンは環境の変化によっては再雇用も検討しています。
NNはメガ進化した姿が百式観音を使いそうだったのでなんとなく。
ラティオス@メンタルハーブ (NNチェレステ)
性格: 臆病
特性: 浮遊
技: サイコキネシス / リフレクター / 追い風 / 置き土産
(実数値は忘れたけどほぼHS振りでした)
こちらも同じく起点作り要員として採用していました。バシャの相手もできるし追い風からの置き土産のムーブは強かったのですが、悪い意味で選出誘導力が強く、よく初手にスカーフ竜(ガブ、サザン、オノノノカ、顎4 etc.)を呼んでしまいました。
当然上から逆鱗や流星で御陀仏。エルフーンは毎回選出できるとは限らないし、フーディンも紙耐久なので上から殴られて南無。
僕「これどうしたらいいと思う?」
咲雪「よくわかんねーからユクシー使おうぜ」
よって2733回もリセットして出したチェレステカラーを涙を飲んで解雇し、お師匠咲雪にお勧めされてコンビニでメロンパンを買ってきました。
そしてこの瞬間僕の構築は咲雪パの丸被りとなりました。
ポリゴン2@進化の奇石 (NN OMARU)
性格: 控えめ
特性: ダウンロード
技: トライアタック / シャドーボール / 身代わり / 自己再生
バトンエースとして採用していました。ほぼメタグロス構築にのみ選出していました。というのもピクシーだとアイへ+バレットを耐えないのです。エーフィでも被弾回数が多く、安定はしないため第3の駒として用意しました。絶大な安定力を誇りましたが、やはり環境にはミミッキュが多く、グロスミミッキュといった選出も頻繁にされたので両方見れるシンボラーの採用へ至りました。
【無理な相手】
エボルブバトンの対策を考えてる方はこの欄が参考になるかと思います。
・黒い霧レヒレ(ミロカロス)
エボルブバトンにおける最大の天敵。当たった瞬間に対ありでした。
・吠える(吹き飛ばし)持ち2枚
挑発で止めても次のターン2枚目の吠える持ちが出てきて結局吹き飛ばされます。
・吠える(吹き飛ばし) + 呪い
どちらか一つなら大して怖くはないんですが、2つを組み合わせることによりエボルブ対策として完成します。吠える持ちはエーフィで対処できるが呪いが無理。ピクシー(シンボラー)は呪いは対処できるが吠える(吹き飛ばし)が無理。
・挑発 + 吠える(吹き飛ばし)
挑発でイーブイを縛ってアシパを一撃耐えられる吠える(吹き飛ばし)持ちを後出しして流すという方法。コケコ+カバの様な選出がよく見られました。
・頑丈レッドカード
ツボツボやエアームドによく見られます。頑丈のせいで確定でレッドカードによる流しが成功してしまうため黒い霧レヒレと同様当たった瞬間に対あり。
ただし この構築であれば一つだけ対策があり、先にレッカ持ちを場に出して置いてくれればシンボラーのサイコシフトで火傷にして頑丈を潰せるため突破できます。できたことはないが。
・滅びの歌持ち
アシレーヌやニョロトノによく見られます。ただし滅びの後3ターン以内に倒しきれば問題ないため相手の選出によっては勝ちを拾えたりします。また、脱出ニョロトノは対策にはならないので注意。
・ユクシーより速い先発身代わり持ち
意外に思うかもしれないですがこれが本当にキツイ。やられたら実質1ターンキル。激流ゲッコウガやマンダあたり。エルフーンが出せないパターンのパーティとマッチングした場合必然的に出すのはユクシーになるため、ユクシーの上から身代わりを撃たれてしまうと、攻撃技を持たない関係上詰みとなってしまいます。
フーディンがいれば何とかなるんですが切ってしまった弊害ですね...。
【勘違いされがちな対策】
・吠える(吹き飛ばし)or呪い1枚選出
前述した通り吠える→エーフィ, 呪い→ピクシー(シンボラー)でどうにでもできるため片方だと簡単に突破できます。
・黒い霧HBドヒドイデ
これも対策にならない対策として有名。イーブイのエボルブタイミングに合わせて後出ししてもイーブイのアシパ(C2段上昇 威力220)を耐えられないため無意味。
・滅びの歌ゲンガー
理屈としてはドヒドイデと同じ。イーブイのアシパで一撃で落ちるため対策としては甘い。あと滅びに限らずゲンガーの攻撃はヘド爆にせよ気合ボールにせよイーブイは一撃耐えるのでエボルブ軸にはあまり選出しないほうがいいと思われます。
【無理ではないが苦手な相手】
面倒な相手ランキングなら圧倒的上位に入ります。天候操作でエーフィ, ピクシーの回復量を減らせ、吠えるでの流し性能、エーフィで確1を取れる技がない、最悪エッジで急所ワンチャン掴み取れるなどこちらに不利な要素てんこ盛り。パーティの並びを見て吠えるが無さそうであれば強気にピクシーを選出していました。
・サザングロス
片方だけなら問題ないが2体揃うと非常に面倒。サザンにはピクシーが適任だがグロスに弱い。グロスにはシンボラーが適任だがサザンに弱い。基本的にピクシーを出すが安定はしないためキツイ。
エーフィのサブウェポンがめざパ格闘ならまだ相手をしやすかったと思います。
・ルカリオ
キツイポケモンではありますが何故か選出されないことが多々ありました。物理格闘相手だと「リフレク+置き土産」や「追い風+置き土産」の様に何かしらのサポート2つが必要になる為、他のメンツを相手する時より起点作りの難易度が上がります。追い風の時に剣の舞や悪巧みをされてもほぼ詰みになるので挑発との択にもなり本当にやりづらい。
【総括】
今シーズンはのらりくらりやり過ごしていましたが、対応不能な構築が増えつつあるので来シーズンは構築をいじる必要があるやもしれませんね。
何にせよ僕はSMのシーズン4からポケモンを始め、シーズン5,6共に1800止まりであったため今回USMで1900に乗せられたのは非常に嬉しかったです。20, 21越えの強者の方々からしたら全然な結果だというのは承知の上ですが、取り敢えず自分の成長が感じられた1シーズンでもあったので今回記事を書くという形で記録を残させていただきました。ツイキャスやリプライで応援してくださった方々、構築や立ち回りでアドバイスをくれた咲雪、そして対戦相手の方々 ありがとうございました。
そしてここまで読んでくださった方もこんな自己満足オ○ニー記事にお付き合い頂きありがとうございました。来期は20目指します。
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